風の橋(栗林秀明作曲)

山小屋の窓から眺める景色、木立の間にたたずむ、もや。楽しそうに吹き抜ける風。枝葉の揺れが、音が、風の通り道。
溪オ:夛田厚子 山岸由美子
箏:尼崎奈緒美 市村美子

子供の為のラプソディー
    (水野利彦作曲)

自由な子供の心象風景を、ジャズやポップスの要素をふんだんに盛り込んで表現してみました。
溪オ:勝部由香利 川崎綾芽 佐々木麻美
箏:掛端襟子 坪谷鮎子 
17絃:吉武奈津美
尺八:遊座芳山

 

グリーン・ウィンド
(吉崎克彦作曲)

1章 舞々 空気の流れ、木の動き、息づかい
2章 静寂 おだやかさかと動きの激しさの対比から生まれる「静寂」
3章 一過 一つ一つの音は過去のものとなり残された記憶は「一過」

溪オ:平野式子
箏:越智香苗
17絃:赤坂彩子

星空への想い
(菊重精峰作曲)

無限大の可能性を持ち合わせた生命体である人。その命の尊さ、すばらしさを二つの星にたとえて曲にしてみました。

箏:尼崎奈緒美
17絃:岩山美穂
尺八:遊座芳山

(吉崎克彦作曲)

箏の音には様々な「彩」を感じることができます。色々な奏法を曲の各部にちりばめる事によって、色彩の移り変わりを楽しめるよう作曲してみました。

溪オ:坪屋鮎子 山岸由美子
箏:市村美子 遠田恵子

NiんjA(菊重精峰作曲)

忍者の持つ軽やかさ、力強さ、すばやさ、正確さをイメージし、三つの章にまとめてみました。

溪オ:中島典子
箏:佐藤良重
17絃:岩山絵理

ESSAY(栗林秀明作曲)

17絃、音のバリエーション
作曲者による音遊び

17絃独奏:栗林秀明

五重奏曲(栗林秀明作曲)

気軽に楽しみながら弾けるものをということで、三楽章形式でかいた作品

溪オ:栗林秀明
箏:岩山絵里 掛端襟子 平野式子
。箏:赤坂彩子 川崎綾芽 夛田厚子
「箏:遠田恵子 中島典子 和野多恵子
17絃:越智香苗 佐藤良重

今回はじめて....。
私は今回の演奏会で始めて「あっこの曲ひいてみたいね。」とか「このひき方はいいな」など、自分でひいた曲以外の曲、他の人のお箏のひき方などに目を向けました。いつもは自分でひく曲しか頭にいれないけど、今回はちがいました。
なぜ今回はいつもとちがうのか。それは、私が最近、「自分の欠点に気付きそれを直したい」という気持ちと、自分のひいた事のない曲に興味を持ったからです。そしてもっと自分の奥の奥に眠っている力を出して、他の人に負けたくないという「意地」がでてきたからです。
今回の演奏会で私は、自分に足りない物を見つけることができました。この気持ちをずっと忘れないで意地をもってお箏をひこうと思いました。
北海道 坪谷鮎子(中一)
北海道支部演奏会を終えて
六月二日、北海道「雅びの会」第三回演奏会が行われ、私は吉崎克彦先生の「彩」と栗林秀明先生の「風の橋」に参加しました。
本番前日、栗林先生の講習は楽しくあっという間に終わってしまいましたが、先生がおっしゃった「相手の音を聞きにいく」事がとっても難しいと思いました。
演奏会当日、一曲目からの出番でとても緊張しましたがなんとか無事に終えられたようです。(その時の記憶があいまいなので...)他の出演者の方の演奏は全部きけないので残念でしたが、ラストの栗林先生も加わっての「五重奏曲」は圧巻でした。
この演奏会に向けて三月から練習会を行ってきましたが、その時に皆さんから客観的な意見やアドヴァイスをたくさんいただけた事が私にとってとても勉強になりました。
結果はまだまだ反省点だらけですが、これからも自分なりにレベルアップしていけるよう、いろいろな機会に学んでいけたらと思っています。
北海道 山岸由美子
参加者のコメント
こちら

第3回 北海道「雅びの会」 演奏会


2002/6/2(日)12:30開場 13:00開演
会場:アーバンホール

 

北海道支部活動報告
6月1〜2日、栗林秀明先生をお迎えして作品講習会と支部演奏会を行いました。
交通・宿泊費のかかる遠方地区の悲しさ。度々講師をお呼びできない苦肉の策として、今回栗林先生には演奏会前日に来ていただいて講習という、曲の出来上がりにとっては不安な設定でした。そこで、講習前に定期的に集まり合奏の自主練習を行ったのですが、それが会員相互の交流・理解を深め、刺激を受け合うという一段と「雅びの会」らしさの場となる効用をもたらしました。「早えよー、俺を殺す気かーハアハッハッハ−(笑)」気さくな栗林先生のムードもあり、五重奏曲では「のりのり」のとっても楽しい演奏ができ大好評を頂きました。十七絃ソロ「ESSAY」での印象深い栗林ワールド、会員の交流から生まれた数組のユニットによる演奏、若さあふれるジュニアの演奏、今回もプロの音色に接し、演奏を通すて交流する楽しさ、充実感が味わえました。「雅びの会」ならではの活動でありました。

 

《活動のもよう

〜講習会〜  今後の講習会の予定は